犯罪や大地震を生き抜く疑似体験ができる簡易式体験型安全教育施設を作る

プログラム概要
コロナ禍の社会においても、犯罪や災害などの危機は変わらず子どもたちを襲っています。一方で、学校は安全教育の授業時間確保に苦慮しています。
そこで私たちは、学校の体育館に「まち」を再現し、密にならないように配慮したうえで、危機を乗り越える疑似体験ができる簡易施設キットを開発し、「まち」を歩く機会が減った子どもたちに、安全教育を提供しようと考えました。
本事業は文部科学省が定める安全教育のモデル事業としても実施され、今後全国的にニーズが広がっていくことが期待されています。
危機の疑似体験を通じて「知っている」から「できる」へ
いま、座学に頼った従来の安全教育から、体験型の安全教育への移行を求める声が高まっています。
たとえば、子どもたちもその存在はよく知っている防犯ブザー。私たちの調査では、危機遭遇時に防犯ブザーを鳴らせた子どもは僅かに3%。 鳴らせなかった理由の多くは「タイミングが分からなかった」「ひもに手が届かなかった」というものでした。
このような現状からも、犯罪者の動きの研究や子どもの発達段階に基づいた、科学的で体験的な安全教育を通じて子どもたちに「わかる(知っている)」から「できる」力をつける必要があるのです。

よりリアルで、様々なシチュエーションを体験できる「簡易体験施設」を
これまで、私たちは危機の現場の研究をもとに作られた体験型安全教育プログラムを、自動販売機の絵を貼り付けたスチレンボードなど超簡易セットを使って、最低限の危機の現場を再現し、学校等で子どもたちに指導してきました。
これらのセットを、地域の事情に即した「まち」を設えられるようにグレードアップし、現実の生活経験の幅が狭まっている子どもたちに、犯罪や地震をより具体的に疑似体験させ、自分で自分の命を守れる力のみならず、周囲の人や見ず知らずの人の命を守れる大人を育みます。

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